この記事は、「帝王切開レポ②」の続きです✨
「帝王切開したあとって、どんな感じの入院生活なんだろう?」
と疑問に思っているママ、ぜひ読んでください。
3月頭の夜に、娘は帝王切開で産まれました。
手術室の中で娘のほっぺを触って以降、まだ娘には会えていません。
抱っこもまだです。
術後1日目は、ママの身体の回復のため、赤ちゃんはずっと新生児室で預かってもらっています。
産まれてすぐ、ずっと一緒に過ごすわけではないので、なんだか赤ちゃんが本当に産まれたのか、本当に母になったのか、実感が湧きませんでした。
この記事では、病院であらかじめ決まっている出産後(帝王切開後)のスケジュールと体験談を織り交ぜながら、記録しています。
◎術後1日目の目標
徐々に身の回りのことができる
(トイレまで歩く/ナプキン・悪露パッド交換/乳房の手入れ)
◎やること
<食事>
・先生の回診後、水分を摂ることが出来る。
・昼から食事がでる。
<処置>
・足に血栓が出来ないようにするための「弾性ストッキング」を履いているので、歩けるようになったら外す。(ふくらはぎから足先までの、キツキツなストッキング)
・21時になったら、下腹部に血栓予防の皮下注射をする。
<活動>
・尿の管を抜いた後から、トイレ歩行ができる。
・乳頭の手入れをする。
<清潔>
・洗顔、歯磨き、身体拭きをする。
<その他>
・傷が痛んだり、辛いときは我慢せずに伝える。
・手や足など少しずつ動かしてみる。
・基本的に新生児室で過ごす。(ママの回復を待つ)
・小児科医が診察を行う。
・K2シロップを飲む。
それでは細かく見ていきます!
術後1日目の深夜
0:30 am
これくらいの時間まで傷の痛みでなかなか寝付けず、ようやく眠りにつきました。
まだ腰椎麻酔が効いていて、下半身は動かせません。
2:00 am
朝かなと思い目を覚ますと、まだ真夜中。傷の痛みと、熱さ(?)で眠れない…。
記憶は定かではありませんが、このくらいの時間に、足の指先は少し動かせたような気がします。まだ麻酔は完全には取れてなかったはずです。(記憶が曖昧ですみません。)
喉が渇いても、口から水分がとれないので、看護師さんに頼み、少しベッドの頭の高さを上げてうがいをさせてもらいました。これが結構、しんどかったです。いつでも水が飲めるありがたみを感じました。
(点滴から水分は体に入っています。)
術後1日目 午前
6:00 am
朝イチの採血。陣痛に比べたら、全然痛くも痒くもなかったです。
8:00 am
朝ごはんはおかゆでした。術後間もないので、胃腸に負担をかけないよう、お米の原型がないようなおかゆ。

「あれ?お米って浮いてるだけでは!?笑」
「おしっこの管を抜くときって、痛い!?」
10:30 am
膀胱留置カテーテルの抜去。
抜くとき気持ち悪いと聞いたことがあったので、大丈夫かなと不安でしたが、身体に力が入らないよう息を吐きながらリラックスしていると、一瞬で終わりました。
痛みも気持ち悪さも、ほとんど無かったです。
膀胱留置カテーテルを抜いた後は、看護師さんが尿量を計測することが出来なくなります。
そのため、カテーテルを抜いて以降にトイレで用を足す時は、カップの中に尿を入れて、計測器で測ります。
ですが私の場合、なにも説明を受けておらず、カップも渡されてないため
カテーテルを抜いた後は夜までずっと、普通に用を足していました。笑
トイレ歩行OKに!
膀胱留置カテーテル(おしっこの管)が抜けたので、お部屋の中のトイレまで自分で行ったり、洗面所で洗顔や歯磨きが出来るようになりました。
ただ、膀胱留置カテーテルを抜いた後は、尿意が分からなくなることもあるので、尿意がなくても2~3時間おきにはトイレに座ってみるようにしてくださいねと看護師さんに言われました。
術後1日目 午後
0:15 pm
痛み止めのロキソニン内服
娘と病室で対面
2:30 pm
赤ちゃんと対面👶
ずっと会いたかった娘が、新生児室から運ばれてきました。
ここで初めて、娘を抱っこできました。
やっぱりちっちゃい。
約3.5キロとはいえ、ちっちゃい。
そして、本当に私のお腹から出てきたのか??という疑問。笑
ずっと目をつぶっていて、小さなこぶしをギュッと握りしめていて、可愛いかったです。
これからこの子と一緒に生きていくんだな、ママ頑張ろうと思いました。
3:30 pm
眠っている娘を眺めていると、口からミルクが。
溢乳です。ガーゼで拭いてあげました。
生後6ヶ月頃まで続きましたが、娘はめちゃくちゃ吐きやすいタイプでした。
そして赤ちゃんと面会終了。また明日ね~~!
健康的な薄味の夜ご飯
6:00 pm
輸液バッグに繋がっていた点滴のルートを外し、手首のところで外れないように止めたら、夜ご飯!
これで身体に繋がっている管がすべて外れ、身軽になりました。

私の産院、健康的なご飯でありがたいのですが、
「あああ~~そろそろ美味しいお肉が食べたいよお~~~!」と心の中で叫んでいました。笑
術後1日目 夕方~夜
腸は元気に動いてます
7:15 pm
まさかのガスではなく、排便あり笑
術後、💩出てくるの早すぎて、助産師さんに「こんなに早く出た人、はじめてかも!」と言われました。こんなことで1位にならなくても・・・。笑
つまり、腸の動きが鈍くなるため、ガスや便が出にくくなります。
帝王切開をしたら、おなかに注射!?
9:00 pm
寝る前に、おなかに血栓予防の皮下注射をします。
毎日、左下腹部のつぎは右下腹部と、交互に注射していきました。
とっても細くて短い針なので、刺す時は痛くないですが、薬液を注入している時が少しチクっと痛みました。
針のイメージとしては、インスリン注射と同じような感じ!
それっぽい画像を探してみたので、一応貼っておきます。
先端の部分が白くなっている針を見てください。
こんな感じでした。

術後1日目 深夜
トイレに行ってばかりで眠れない夜
夜中は4回ほど、トイレに起きました。
それも毎回、尿量測定用の500mLカップがあふれるほど出ました。
尿が出過ぎて、眠れませんでした。泣
そして、喉が渇く。
トイレへ行き、お茶やアクエリアスを飲み、うたた寝をしたらまたトイレの繰り返し。
トイレがすんだら、カップを回収するのでナースコールで呼んでくださいと言われていましたが、さすがに夜中に何度も呼んでいると申し訳なくなってきました。
ナースコールを押すのが申し訳ないと感じる患者さんの気持ち、めっちゃ分かる…。
でもおしっこを我慢すると、膀胱がパンパンになり、傷口が張って痛くなるので、おしっこもあまり溜めることが出来ず、夜中はトイレで大変でした。
もちろん赤色の悪露も出ていて、量的には生理3~4日目くらいでした。
術後は起き上がるのが辛い!痛い!
夜中に何度もトイレに行っていた私ですが、もう一つ辛いことが。
それは、寝ている体勢から起き上がる事です。
起き上がるためにお腹に力を入れると、傷口がズキっと痛みます。
そのため、電動ベッドのリモコンを駆使して、すこーしずつ体勢を寝ている状態から座っている状態まで起こし、ゆっくり両足を床につけ、立つという一連の流れを時間をかけて頑張りました。
帝王切開の術後、傷の痛みが落ち着いてくるまでは、寝たままでもちょっとしたものをササッと取りたいときに大活躍するのが「S字フック」と、吊り下げるコンパクトなバッグです!
詳しくは、【経験談】帝王切開で入院中の「便利グッズ」をご紹介!100均は神様の記事に詳しく書いていますので、合わせて確認しておいてくださいね。
まとめ
術後1日目は自分の身体の回復と、処置で終了という感じでした。
娘に会えたのは1時間くらい。
術後は身体も大きなダメージを受けているので、休める時にゆっくり休んでくださいね。
これからずっと、かわいい赤ちゃんのお世話が待っているので・・・。
術後1日目は、すこしずつ動けるようになり、精神的にも余裕が出てきました。
傷の痛みも、少しずつやわらいできますように!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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